60S VINTAGE LANGLITZ LEATHERS スペシャル

今日はスペシャルです。


ビンテージって言葉はただの逃げに使われる事も多い業界。

古いから壊れてる、古いから形が悪い、古いから臭い、古いから壊れてる、

古いからサイズ合わなくても、古いから誰も持ってないから…

そこには1つも良い要素がない。


うちのように本当に良い物だけを紹介しようとすると

あまりビンテージって言葉は販売文句に使わなくなります。


でもビンテージが嫌いなわけではない。

もともとビンテージに憧れて、興味を持って今の仕事をしてるし、

雑なやつが雑な売り方の逃げに使われてるから

嫌なマーケットだと思ってるだけ。


そうやって売り逃げされた物の墓場が修理屋です。

売るのを簡単だとは言いませんが、

直す作業とは別次元です。


必要な知識とか経験とかのレベルがぜんぜん違う。

服を売ってる方に疑問を投げてみてください。

ちゃんとした答えが返ってくる事はほぼありませんから。


という事で多々の文句を言うブログではありませんので

本題に戻ります。


今日は珍しくビンテージ。

だから欠陥もありますが、

それ以上に魅力的だと思って紹介します。

DSC_0038_201910151658334ab.jpg

ラングリッツの代表格キャスケード。

66年のビンテージモデルで

53年前に作られたファクトリーメイドの本物です。

DSC_0041_2019101516583266f.jpg

60年代のモデルはこれまでに何度か販売していますが

見た目のインパクトでいうと一番でしょう。

このモデルには22個のピンバッチが打ち込まれています!

DSC_0044_20191015165832df3.jpg

メインジッパーはCC。

レザーはホースハイド。

60年代のモデルってほぼホースです。

見ただけでラングリッツのビンテージと分かる質感はこれぞですね。

風合いが本当に素晴らしい。

DSC_0046_20191015165831088.jpg

見てください。

これが歴史です。


全米モーターサイクル協会「AMA」のピンズが中心にこの量。

そこにはハーレー、ポートランドのバラフェスティバル、オオカミ…

凄過ぎて震えました。

DSC_0048_20191015165831f00.jpg

古いライダースに「AMA」パッチやピンズが付いてるのは

見た事ありますが1個か2個程度。

DSC_0050_2019101516583045d.jpg

66年に作ったライダースに付いてるピンズから

80年代の前半まで着てた事が分かります。

そうなると1オーナーでしょう。

一番新しくても81年くらいのハーレーロゴです。

DSC_0052_20191015165906d98.jpg

これは本当にすごい。

今、市場でみるモーター系ピンズはレプリカも多いんですが

もちろんこれは全てオリジナル。


これだけの数になるとうらは武器になります。

半袖で着る時、雑に脱ぐと怪我をするかもしれないので気をつけてください。

DSC_0054_20191015165905b01.jpg

ポートランドの人が着てたんでしょうね。

ギアに愛情を感じる。

買って、売ってを繰り返すような人には

この魅力は分からないでしょう。

DSC_0056_20191015165905899.jpg

これだけの愛情があれば傷もあるし、リペアもある。

左袖にはリペアあります。

草レースにでも出てたのかなあ。

DSC_0058_20191015165905aac.jpg

ピンズからするとハーレ乗りです。

いつもなら販売用としては用意しません。

DSC_0061_20191015165904eca.jpg

左側にはこのようにスレや傷があります。

DSC_0063_2019101516590434e.jpg

ここのジッパーも交換されてます。

パッと見はオリジナルに見えますが元は菱形で

こっちには丸カンのタイプが付いています。

DSC_0065_20191015165938749.jpg

残念なのはスライダーとムシの組み合わせが悪く、

開閉できるが引っかかる。

締めなければ良いだけですけどね。

DSC_0066_20191015165937a75.jpg

左の気になる部分はこんな感じです。

ここまでで引き込まれた方、物好きですね。

DSC_0068_201910151659374f3.jpg

右は特に気になる部分ありません。

と言うか雰囲気の凄さに圧倒されてます。

DSC_0069_20191015165936574.jpg

この年代のホースハイドにしか出せない雰囲気。

他のブランドの事はライダース好きなんでかなり見てきましたが

ライダースのゴールはラングリッツだと思います。

DSC_0071_20191015165936a57.jpg

現行ラングリッツでも日本でホースが復活しましたが

これとは別物です。

あれはあれで良くて、これはこれで良い。

DSC_0072_20191015165935e33.jpg

悪いところを中心に紹介してますが

けっきょく良いところが悪いところを超えた時点で

それは悪い物ではなくなる。

DSC_0074_20191015170351b0f.jpg

私の前のハーレーと同じ年式で、

この感じだから飾ろうと思って秘蔵してましたが

本当に欲しい方にならって事で出しました。

DSC_0077_2019101517035194c.jpg

背中はスリーストライプ。

質感すごすぎ。

これぞビンテージモデルにしか出せない感じ。

DSC_0079_20191015170350827.jpg

1000万円の古いハーレーに乗って、

新品のライダース着てる方。

こっちだと思います。

DSC_0081_201910151703508cb.jpg

ナックル、パンには似合うでしょうね。

年式的にはアーリーショベルだけど

オーダーしてる段階でハーレーに乗ってるんだから

本丸はパンヘッドですね。

DSC_0083_2019101517034963d.jpg

ジャンクな部分は書いたので見てたら意外と綺麗じゃん。

そう思った方、

そうなんです。

DSC_0085_20191015170349e7d.jpg

コンディションは裏地に出ます。

裏地も綺麗です。

DSC_0087_20191015170415452.jpg

背中にこのくらいの穴。

致命的な場所ではありません。

DSC_0089_20191015170415a57.jpg

こっちも綺麗。

このオーナーさんはたぶん几帳面です。

クリーニングに出しながら手入れして着てたんでしょう。

DSC_0092_20191015170415927.jpg

抜け殻みたいなライダースはいりませんが

愛情を感じるライダースは別物。

これがビンテージのオーラってやつでしょうかね。

DSC_0094_20191015170414f1c.jpg

差込口も大丈夫。

見れば見るほど引き込まれる。

DSC_0038_201910151658334ab.jpg

これがビンテージって言葉に逃げない紹介となります。

物に魅力があって、引き込まれる。

これがビンテージの魅力です。


毎日着たい、ガンガン着たい方にはオススメしません。

年に数回しか着ない、飾りたい、古いモデルを所有してみたい、

古いバイクに合わせた…

そのように考えるとこんな素晴らしいライダースに出会う事はもう無いでしょう。


ショッピングページ


クリーニングは日本で出してませんが、

当店の掃除とオイルでいつもの状態にしております。


個性を短所ととらえるような人ではなく、

個性を個性と評価できる人だけに届けば幸いです。


よろしくお願いいたします。


2019..17 NAOSHIYA CUSTOM FACTORY comment0 trackback0

今日もユーティリティカスタム

昨日投入したユーティリティが早々に巣立ったので

作りかけをではなく、新たに作りました。


ユーティリティカスタムは「ひらめき」がないとまとまらないので

イメージが出来た時に作るようにしています。

DSC_0031_20191015131352a20.jpg

話は変わりますが今回の台風で

バイクが倒れたりしたケースも多かったようです。


前回の台風はご近所さんの電動アシスト自転車が倒れていたので

あれがバイクに当たるのやだなあと思い、

わざと目立つヒモでシートを縛っていたら

自転車は壁に寄せて固定してくれてました。


最大の準備としては極太の鍵で柱に前後を固定。

ハンドルとシーシーバーをピチッと止めました。

これで倒れたらしょうがない準備です。


今回の台風はとてつもない風でしたが倒れる事なく、無傷でした。

シートで擦れて塗装の艶が無くなったのはしょうがないですね。


からのユーティリティ。

DSC_0004_20191015131322f6d.jpg

NAOSHIYA CUSTOM FACTORY 2nd型 「HERSHEYS」

今作はセンスの問われる真逆スタイルに挑戦しました。

ゴリゴリではなく、サラリとした内容に見えますが骨格がちゃんとしてます。


写真だとサラッとしてますが現物はかなり良い感じです。

DSC_0006_20191015131321929.jpg

見た目はノーマルのパッチ付き。

でも内容は全然違います。

DSC_0011_20191015131321fc7.jpg

「ハーシーズ」

外国のチョコレートって言ったらこれでしょう。


食べ物パッチをミリターに。

ベクトルとしては真逆ですがそこがミソ。

DSC_0013_201910151313209af.jpg

渋い不良の空気感がする。

スケーターとかが着ててもかっこいい。

これは好みでそうですが少ない味付けの方が作るの難しいから

個人的にはかなりうまく出来たと思います。

DSC_0014_201910151313196c9.jpg

ベースは民間の2nd。

野暮ったすぎない綺麗なシルエットもだから

大きめに羽織っても良い感じ。


それを可能にするのは骨格の仕上げ方です。

前たてはもちろんのステッチ止め。

DSC_0016_20191015131319160.jpg

黒のラッカーボタン。

前作からシャツに使い出しましたが軽くて良い感じ。

艶の塗装が剥げてくるともっと良いと思う。

DSC_0018_20191015131354994.jpg

あえて衿の縫い込みはしてません。

必要でしたら加工するので備考にお書きください。

緑、黒、紺から選べるので色の指定もお願いします。


個人的には緑か黒かな。

なくて良いと思って作ってますが、

ここからの足し算は皆様にお任せします。

DSC_0019_20191015131354b68.jpg

袖先も緑から黒に縫い直し。

綿糸の黒なので色落ちもします。

DSC_0027_20191015131353505.jpg

ロールアップした感じが筒袖の魅力。

特に民間の2ndは袖も太くないから良い感じ。

DSC_0022_20191015131353697.jpg

裾も縫い直しました。

前立て、袖先、裾は黒の綿糸となります。

DSC_0028_20191015131352b48.jpg

背中はダーツなし。

官給品のように民間は決まりがないので自由です。

背中に食べ物系の特大パッチがあれば付けても良いですかね。

DSC_0004_20191015131322f6d.jpg

見えないところに手が入ってる。

これぞ、物好きにしか出来ない贅沢な遊びです。


未加工品とは全く別物。

痒いところに手が届くユーティリティはうちにしかありません。

骨格がしっかりしてるのでこれからちょこちょこ遊ぶベースにも最高です!


ショッピングページ


やっとシャツが着れる気温ですね!

よろしくお願いいたします。
2019..15 NAOSHIYA CUSTOM FACTORY comment0 trackback0

NAOSHIYA CUSTOM FACTORY ユーティリティカスタム

今期はユーティリティ関係をあまり作らないと

こないだのブログに書いてましたが数枚の作りかけがありまして

それをしがる作業に入っています。


思いつきで作る物なのでアイデアがイマイチの場合は止まります。

途中で止まってた個体を数ヶ月後に見るとサラッと作れたりします。


という事で

1枚完成したので投入します。

DSC_0007_20191014123858d68.jpg

NAOSHIYA CUSTOM FACTORY 2nd型 フルパッチ ユーティリティ

昨日、洗って帰って今日出し。

まさかの朝から雨ですが無理やり写真撮りましたので暗いです…

DSC_0009_20191014123858210.jpg

数年かけて民間の2ndを貯めてるんですが使っちゃいました。

ざらつくコットン、もはやツイルのワークウエアみたいなんで

ワークっぽくまとめました。

DSC_0013_20191014123857349.jpg

衿には黒の縫い込み。

もはや定番ですが久々にやったのでいつもより大変に感じました。

シーズンの最初ってそんなもんです。


無視してるM-65カスタムも今月中にはやらねば…

DSC_0015_2019101412385798e.jpg

意味はわかりませんが良いパッチ。

モーター系に合わせようと思っていたパッチを

ミリタリーに融合させます。

DSC_0017_2019101412385696c.jpg

袖は春から気に入って使ってるセット。

本来のミリタリーではこのような使い方はされません。

うちのオリジナルです。

DSC_0023_20191014123856944.jpg

反対にはグットイヤー。

このシャツのメインパッチです。

古いパッチを古いシャツにまとめる。


当時、作られてもおかしくないバランスがポイントです。

DSC_0028_2019101412393125a.jpg

袖にも良い感じの付けちゃいました。

黒と緑でまとめた構成です。

DSC_0030_20191014123931e12.jpg

このバランス好きだなあ。

パッチ付けとはセンスとバランス感覚が必要です。

DSC_0032_201910141239309b1.jpg

多分100枚以上は作ってるので

今のバランスは作った人にしか出来ないかと。

DSC_0024_20191014123931bbc.jpg

こう書くとパッチに逃げてますが本質は別にあります。

骨格であるシャツのまとめ方こそが本丸。


前たてのステッチ止め。

しかも黒で黒緑のバランスを引き締める。

DSC_0020_2019101412393009b.jpg

今回は袖先も黒で縫い直しました。

もちろんの綿糸ですから色落ちも楽しめます。

DSC_0034_2019101412392952e.jpg

裾のステッチも黒に変更済み。

めんどくさい作業こそ骨格。

DSC_0036_20191014123939d53.jpg

背中らさらり。

何もしていません。

肩口にダーツが入る2ndの良さが効いてます。

DSC_0007_20191014123858d68.jpg

このようにただミリタリーシャツに

パッチ付けただけのシャツではございません。


加工内容とパッチから考えますと

持ち込みで作るよりお得です。


ショッピングページ


違いの分かる男にしか購買意欲は出ないと思いますので

気になった方はよろしくお願いいたします。


2019..14 NAOSHIYA CUSTOM FACTORY comment0 trackback0
 HOME 

検索フォーム

プロフィール

直し屋 BERBERJIN

Author:直し屋 BERBERJIN

  

原宿にあるDENIM CUSTOM SHOP


『直し屋 BERBERJIN』


〒150-0001
東京都渋谷区神宮前2-30-18
エルコート神宮前101

03-6804-1056



お直ししたい洋服の画像はこちらに
送って下さい
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

月別アーカイブ

date

<< 10
2019
>>
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -