タイガーストライプのシャツ 最終分 販売!!

14周年タイガーストライプ企画の

スタートはタイガーストライプのシャツでした。


今年の企画に社運をかけて挑んだ

問題作は予想以上の反響で即完売。


手持ちの生地で無理やりの

やりくりをして予約生産した2ndロットの

オーダーも即完売。


新たに生地を確保し、

納期未定で制作に入っていたのが

今回販売となる3rdロットです。


アメリカの生地在庫を全て購入したので

もう今の段階ではこの生地を

入手できる予定がありません。


と言う事で

今回の販売が制作できる最後となります。

とてつもない枚数の入荷待ちをいただいておりますので

本当にチェックしてくれた皆さんが

購入してくれるとなりますと

制作数が足りません。


煽るつもりはございませんが

お早めにご検討いただく事をお勧めいたします。

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天気が悪い時の写真ですので

天気が回復したら撮影をし直します。


ちなみにですが

今日は天気が荒れていて、

台風直撃くらいザワザワしてるので

夕方には帰ります。

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今年の当店を代表するプロダクトであり、

今後、作る事ができれば看板商品として

君臨するのはこのシャツでしょう。

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このひどい写真でもオーラが溢れていますが

現物の醸し出すオーラ、雰囲気は圧倒的です。


撮影やり直しができなかった理由は

私のを縫製サンプルとして工場さんに渡していたので

何も物が無かったからです。

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タグもサンプルはタイガーでしたが、

本生産品はタイガーストライプです。


やっと戻ってきたので

私も着る事が出来ます。

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余計な味付けはしないで

物の良さで勝負。


日本では味わえないリップストップの質感は

服が好きな人ほど驚くと思います。


コットン100%の

アメリカンファブリックは

やっぱり別格です。

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今の段階ではこの生地の生産予定がありません。


オーダーで作ってもらう交渉もしましたが

ミニマムと金額面で検討すら出来ないレベルです。


⚪︎千万円って感じなので

うちのようなスモールビジネスには

どうする事も出来ません。


なので今、販売物となってる

このプロダクトは高額ですが、

格安な訳です。

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こんなすごい服がお金を出せば

買えるってすごい事です。


なので興味のある方は

絶対に買った方が良いです。


昨今の状況を考えますと

作れても同じ価格って事はないと思います。


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なので常に販売価格が最安値。

そう言う戦いをしながら

必死にプロダクト化しております。



しかも今回から

直し屋特注綿糸となります。


これまではミリタリー屋さんから

色落ちする綿糸を分けてもらっていました。


これはユーティリティカスタムにも使ってる糸です。

素晴らしい糸で60年代のプロダクトにも似合う

当時の手法で作った糸です。


これを非常に気に入っておりますが

工場さんから昔の強度の糸だと

今の縫製だと切れちゃう時がある。


何とかならないかと

数年にわたって相談されていました。


要するに特注綿糸を作って

強度を上げてくれって事です。


タイガー企画がまさかの大爆発したので

この問題を先延ばしに出来なくなって

綿糸を作る事になりました。

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製造は国内の糸メーカーさん。


はっきり言いますが

うちのような小さな規模の店が

特注の綿糸を作るって異例中の異例です。


単純にかかるお金が大きすぎるから

それを使って回収出来ない…


糸だけで小排気量のバイク新車くらいです。

いわゆる原付よりはぜんぜん高額です。


それをプロダクト1つに割返しても

糸代だけで数千円になりますから

普通に考えても無理なんです。


ですが、

こだわりのプロダクトが

当店の自慢です。


自分にしか作れないプロダクトを

絶対的な自信を持ってお勧めしたい。


もうヤケクソです。

こだわりを詰め込めないようなら

作る意味がない。


そう言い聞かせて

綿糸を特注で作って今作から

その糸を採用しております。


縫製糸以外は

ロックミシンにも、

ボタン付け等の使える所は

全てこの糸にしています。


絶対に元は取れませんが

これが会心の一撃です。


うちにしか作れない

自慢のシャツをご堪能ください。

乾くの早いので梅雨にも最適です。


ショッピングページ


今回の制作で今の段階では最後です。


入荷待ちが入り続け、

チェック数の方が制作数よりも

最終的に多くなっております。


煽るつもりはございませんが

お早めにご検討いただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。



2023..02 NAOSHIYA CUSTOM FACTORY comment0 trackback0

究極の1st  10ポケット スペシャルパッチ 販売

究極の1stユーティリティ

2枚の兄弟機が完成しました。

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ボディがデットの1stである事、

それを2枚使って1枚作る構成。


その豪華なボディに付ける

スパシャルなUSNVYパッチと考えても

これまでの構成でトップクラス。


今回はフルシングルステッチ化させてる訳ですから

これまでに10年以上制作してきた数百枚の

カスタムの中でも最高と呼ぶにふさわしいカスタムです。

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先に「カジキ」は紹介していますので

今日はもう一枚の「シーウルフ」の紹介です。


シーウルフとはオオカミウオの事。

まあ強烈な悪い顔の魚です。

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USSのパッチで

ここまで古い物なんてほぼ出ません。


こう言うコレクターズアイテムを

プロダクトに出し惜しみなく使うのも

当店ならではの特別感だと思います。

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1stと4thでは制作バランスを変えています。


身幅と着丈のバランスがぜんぜん違いますし、

ポケットの形状も違う。


1stはぎゅっとまとめる感じ。

4thは間延びしないように。

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ここまで古いパッチを使わなければ

Dカン付けてちょっとアウトドアテイストに

仕上げても良いです。


SEABEESで作る場合は

Dカン付けて工兵感を出しても良いでしょう。

そんなのも今度作る予定です。

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タグにスペシャルと入れました。

まあ、これは本当にスペシャルですから。

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作り込みの鍵になる

このスナップ仕様。


第一と第二の間に打っていますが

真ん中ではないところもこだわりです。

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しかしこの2枚は本当にすごい。


骨格への手間がすごいのですが

パッチが負けていない。

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こちらはステンシルタイプ。


「MONK」

私はいつも文句言ってるので

私のためのようなネームです。

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「US NAVY」の古いセットは

昔から出ない。


こう言う少ない物を集めるのが

本当に大変なんです。

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古い日本製のパッチは

主にOKINAWA製となります。


このパッチはチノ素材のようなコットンツイルに

強烈な刺繍が施されてパッチになっています。


完全て作業ですから

今はほぼ作る事が出来ない超絶技巧です。

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ステンシル、刺繍の2種類が主にですが

ステンシルの方が少ないと思います。


当店で入手してる物でも

ステンシルは少ないので間違いないでしょう。

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ポケット精度が上がっています。


自分で作って思いますが

デットでこのスタイル作るの

すごく上手です。

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上手と言っても、

寸法の完璧さとか、

そう言う事ではありません。


全体のバランスが上手って事です。

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ポケットを付けるラインもデットだと

ほぼ直線にできます。


USED個体ですとゆがみで

全ての寸法がズレてるので

このように綺麗には出せません。

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こうやって積み重ねてきた経験と、

それを形にする技術。


この数年の作り込みは自分でも

格段に向上したと思っていますし、

この春からの10ポケットは

もはやユーティリティシャツでは無い。


それとパッチレベルも異次元です。

使ってるお金もですが…

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そうやって作り上げた今回の2枚。

「バショウカジキ」「シーウルフ」


当店ユーティリティカスタムの

究極型を名乗るのに恥じない作品となります。

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これからオーダー制作が3連チャンで

全てが「CAP」です。


4thとしては最高峰構成の最強パッチ。

飽きたら販売個体作るかもしれませんが

とりあえず制作に集中します。


ショッピングページ


よろしくお願いいたします。


2023..01 NAOSHIYA CUSTOM FACTORY comment0 trackback0

究極の骨格 その2

これをちゃんと伝えるのは文章だと

非常に難しいと思います。


こう言う時に動画なんでしょうね。

いつかやらないとダメだと思っています。

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今回、初挑戦したのはステッチです。

通常、この年代のユーティリティには

ダブルのチェーンステッチが入っています。


私は物作りをする上で

大事な事はシングルステッチだと

これまでに何度も言ってきました。


流石にチェーンを解いて、

シングルステッチ化させる事は

現実的ではありません。

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なぜ現実的ではないか?


⚪︎めんどくさい

⚪︎糸切れ

⚪︎手間を価格に転換できない


主にこれでしょう。

それとそこまでしてやる意味ない。


そう言う方がほとんどでしょう。

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1stユーティリティには

綿糸の30番くらいで

綺麗にチェーンが2本入っています。


30番くらいと言う理由は

日本とアメリカでは糸の太さの

単位が違うからです。


日本では30番が近いので

うちでは30番の色落ちする綿糸を使って

着込んで同じように良い感じになるようにしています。

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こう言う重なりの部分が強くなります。


チェーンステッチと言うのは

量産の為に特化した縫製方法です。


100年前のジーンズがフルシングルステッチなのに

50年前のジーンズはほとんどチェーンステッチです。


これをヴィンテージらしい縫製と言うような

ズブの素人が偉そうな顔して服を作っているから

物作りが退化するのです。

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と言う事で

究極と呼ぶ1stに施した作業は

フルシングルステッチ化です。


チェーンステッチを解いて

全てシングルステッチに入れ直しました。


この作業はデットストックだったからこそ

挑戦できた訳です。

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全てがダブルのチェーンなので

必ず2本入れ直しが必要になります。


全バラしてるかと言えば

そうではありません。


すでに形になってる物を

バラして再構築すると製品バランスが変わります。


なので、

出来る限り同じ場所を縫うようにしたい。


そうは言っても

運針は広めに変えていますので

同じラインをなぞりたい。

この表現が正しいでしょう。

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だからバラバラにしないで、

この感じのままフルシングルステッチ化させる。

ここにこだわって制作しました。


実は今年制作してる1stは部分的に

シングルステッチ化をさせていました。

それの最終系がこのフルシングルステッチ化。


最初は袖〜脇下のラインだけと思っていたんですが

やり出したら予想以上に軽量化を感じ、

こうなるとやれるならやろうとなりました。


軽量化と言うのが正解ではないのですが

不正解でもない表現です。


チェーンステッチが2本も

ギュウギュウに引っ張る訳ですから

密度が上がり縫製部分が重くなります。


それ以外にも引っ張るので

カーブが必要以上に出てきます。

もちろん入る糸の量も倍以上なので

シングルステッチ化する事で

明らかに軽く、袖通しが良くなります。


これは文章では絶対に伝わりません。

これだけの枚数を作ってきた私が

驚くほど軽く感じたのでこの体感は絶対です。


30%は軽くなるように感じます。

それだけ縫製と言うのは大事なんです。


だからうちのオリジナル商品は

出来る限りシングルステッチで縫製する事に

こだわっています。

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60年代の1stユーティリティ

デットストックを入手しなければ

この手法には挑戦しませんでした。


この究極のフルシングルステッチ化は

まだストックのあるデットストックにのみ

対応して販売個体を作ろうと思っています。


かかる手間は

皆さんの想像以上です。


16本のチェーンステッチを

シングルステッチに縫い直し、

裾と袖はシングル解いて縫い直し。


その際に不要な縫い代カットと歪みの調整。

ポケット付ける前にこれだけの加工が必要です。

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完成してる個体と別に

兄弟機も制作してるので

この2枚を同時に販売いたします。

IMG_4521.jpeg

これが終わるとオーダー制作に入るので

販売個体はストップします。


加工レベルと精度、バランスの

どれもが最高峰中の最高峰です。


木曜日に販売できればと思っていますが

まだ完成していません。


今日で完成さて洗って帰りますが

木曜日の天候がどうなるかですね…


気になる方はしばしお待ちください。

よろしくお願いいたします。
2023..30 NAOSHIYA CUSTOM FACTORY comment0 trackback0
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