バンクーバーの旅 完結

今さらの2016年10月バンクーバー旅もこれにて終了です。


日本人が多く旅行、留学する安全なイメージの街ですが

最初のブログでも書きましたが先進国としてホームレスとジャンキーが

多いのがこの国の悩みだそうです。


実際、ダウンタウンの端には赤でチェックされてるゾーンがあり、

そこにはチャイナタウン、バンクーバー駅、ホッケーのスタジアムもある。


その手前に古着屋さんがあったので行ってみましたが綺麗な街並みも

やばいゾーンの2ブロック手前から明らかに空気が変わる。

窓に鉄格子が付くってのが治安を判断するポイントと聞きましたが

ここから鉄格子が付いたなと思った瞬間、古着屋の手前のビル入口では

注射器で覚醒剤を打ってる人と明らかなジャンキー達。


そんなの見ちゃったら古着屋入っても浮き足立って落ち着かない。

今考えたら60Sハーレーのシングルライダース バキバキの36インチを

買っておけば良かったなあ。


これでやばいゾーンの2ブロック手前なんだからそのゾーンには絶対に行けない。

そうは思っていましたがその奥にカナダを代表するブーツブランド「DAYTON」がある。

「VIBERG」はカナダでも離島なので飛行機か、船か、

半日かけてバスで行くしかないので諦めてましたのでブーツはしょうがないと思ったら

悔いを残さずにと妻の後押しもあり向かいます。

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創業1946年 

労働者、バイカーの足元を支え続けた日本ではマイナーですが

アメリカ、カナダでは有名なデイトン社。

もちろんそう言うゾーンの奥ですから当たり前の鉄格子。

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やばいゾーンをバスで通りましたが数ヶ月前にそこを通った友人が

「地獄行きのバス」と言ってた理由がわかりました。


銀行や飲食店、スーパーもあるのですが道中にホームレスとジャンキー。

バスから薬の売買が見えちゃう…

この通りには捨てた注射器を使うくらいならと注射器を無料で用意してる場所まである。

感覚的に言うとアメ横。

どのくらいやばいかが伝わるでしょう。


これはただやばい所だと感じた訳ではなく、ダウンタウンの富裕層、

移民の受け入れと国が豊かになった反面、

そこで豊かな暮らしを手にできなかった人達の多さだと思う。


日本にいると感じれない多民族国家が抱える問題。

労働力の確保として異国の人に力を借りてる日本も勉強が必要ですね。

否定ではなく私は異国の労働力を肯定しております。

国は開かれてますが日本はまだまだ鎖国してると感じますからね。

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話は戻ります。

バス停が目の前じゃなければ行けなかった「DAYTON」

Tシャツの在庫を聞いたらXLのみだから買えない。


店員さんが全く英語の喋れない私にガンガン話しかけてくる。

しかも携帯をアップデートしたばかりで翻訳アプリと相性が悪く、

ぜんぜんうまくいかないとボヤいてる。

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店員さんはアップデートのせいにしてましたが短文じゃなく、

本気の文章をあの熱量で話したら翻訳アプリも無理でしょう。

翻訳アプリは簡単な言葉だけを短文でと言う勉強になりました。


妻が聞き取れたフレーズと私が聞き取れたパーツ、縫い方の名称を足して

何とか言いたい事を理解するやりとりは面白かった。


本気でDAYTONのブーツを表現するその店員さんにお任せで

いろんなブーツを履かせてもらうと店がどんどん汚くなって行く。

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アメリカで一番有名なバイクチームのメンバーがDAYTONを愛用する事から

一部の土地では「DAYTON入店禁止」の看板まで出たと言うエピソードからは

想像もできないような店員さんの熱量。

本当に店員さんが自分たちのブランドを愛してる事が伝わる。


本当に良いお店からは学ぶ事がある。

私もこう感じてもらえるお店作り上げていきたい。

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こうなると気持ち良いのでエンジニアを買って帰ろうとしたら

あなたの足型はエンジニアに使ってる木型と合わないから売らないと…


エンジニアブーツもオーダーでは合う木型で作ってくれるようだが

合わないものは売らない。


これがプロショップだと思う。


多くの服屋さんは買ってもらわないと行けないから合わなくても

かっこいいとか珍しいと言って売りたがるが

本物はそんな事しない。


このスタイルで1946年からやってるんだから本当に素晴らしい。

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さらにそこからいろんな木型のいろんなブーツを履く事10足以上。

やっと私の足型と木型の相性がわかった頃には豚小屋状態。

熱量が豚小屋具合になるのは私も分かる。

まだ私の方が片付けしますけどね。


シャープでクールなチェルシーブーツがあったのでサイズがあるか聞いたら

木型もサイズも合うのがあったので購入する事ができました。

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最後にバックヤードまで入れてくれた。

完成を待つブーツ達と写真は撮りませんでしたが発表してない新商品まで

惜しげも無く見せてくれて感謝です。


ラングリッツもそうですがいきなり来た言葉も通じない客に

製造ラインまで見せてくれる懐の深さに感銘です。

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本当に良いお店だった。

こう言うお店に出会えた事は本当に幸せだと思う。


「DAYTON」はわずかな期間だけ日本にも正規代理店がありましたが

あの熱量と知識があってこそ成立するものだから

残念ながら日本には定着せずになくなってしまいました。


もちろん企業だから売り上げ出さないと残っていけない。

質を落としてでも利益を優先するようになってしまうんでしょうが

自分達が作った物が後世まで残るんだから全力でぶつからないと。


これを読んで何か感じた方は服屋さんに行ってみてください。

ほぼ全てのケースで残念な思いしかしないでしょう。


雑だと言われるアメリカや近隣カナダに残ってるんだから

もっともっと良い物を作らなくてはと思える良い経験でした。

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旅に出るって経験はお金では買えない。

とは言ってもすごいお金かかるし、帰ってから仕事を追いかけるのに

数ヶ月かかるから気軽には行けない。


でもこの空は最高すぎる。


もちろん現段階では旅に出る予定はありません。

修理と新商品の製作で年内のスケージュールはパンパンですから。


この感じ、また行くでしょうね。


一昨年の旅に最後までお付き合いありがとうございました。

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