昨日のブログに書きましたが
ゼロからトートバックを作っています。
果たしてこれが売れるのか?
求められているのかもよく分かりません。
少し反響がありましたので
完全なボツにはならないと思いますが、
工場で本生産してもらうほど売れないのかな?
そうなると材料確保するのに数十万円かけてまで
やるプロジェクトではないのかもしれません…

物が売れなさすぎて完全な弱腰です。
そんな時こそ攻めるべきだと思っていますが、
さすがにこれだけ服の消費が落ち込むと
攻める事すらできなくなる。
とは言っても、
必要な物なら買うし、
後付けで用途を考えるくらい興味を持ってもらえれば
絶対に入手するのが物好きでしょう。
なので頭と指をフル稼働させて
カバンのテストサンプル作ってます。

昨日の1stとは違う用途の2ndサンプル。
1stはデイリーで、2ndは大荷物仕様。
あれ?このタグって
そうです。
架空の用途を妄想し、
革ジャンを持ち運ぶカバンを作りました。

完成度はトート2枚目とは思えないほど
すごく向上してます。
と言っても縫製方法の確認と、
処理の問題をどうするか悩んでるので
見た目は市販品レベルですが、
テスト的な構成です。

ショルダートート化も考えて作っていますが、
荷物をカバンに投げ込んで出かけるような
ちょっと非日常的な使い方も想定しています。
なので持ち手は短くも、長くもない。
ブラックとオリーブで大人ミリタリーな感じ。
自己満足的にはかなり良い。

考えられた縫製と、
カンヌキの入れ方で強度とアクセント。
何だろう。
うちのミリタリーカスタムの空気感も
ちゃんと出てる。

左右で縫製変えてテストしてるのが
底を見ると分かります。
それとウェビングの使い方で
カバンに入れる荷物を全体で覆うように収める事で
持った感じも、強度的にも、力の分散的にも
非常に良いバランスです。
持ち手側ウェビングの重なり箇所は
もうちょっと小さくして、
脇〜底用の2インチウェビングの中で
完結させればバッチリかと。

小さな荷物をたくさん入れる想定ではない。
例えばアウターを運ぶとか、
大きめの荷物を何個か入れるようなイメージなので
荷物が落ちないようにストッパーにする固定は
真ん中に1つ。
これで安心して運べます。
大きさ的にはダウンJKTなら3枚は平気でしょうし、
革ジャンなら5枚は行けそうなサイズ感。

スーパーの買い物なら食料品3万円買っても余裕です。
白菜なら8個は入るでしょう。
なかなか良いですよ。
実用化に向けてもうちょっと煮詰めれば
材料次第ではもう作れちゃう。

私の製作脳ではこれをパッカブルには出来ません。
このように小さくする事は出来ます。
これならカバンに入れておいて
白菜8個買って帰る用事が出来ても
問題なく対応できます。

2ndは大きくて使う用途がアウトドアだったり、
車移動で出かける方にはかなりありがたいサイズ。
となると
電車移動の方には1stのこっちを
もうちょい煮詰めた方が現実的です。
3rdでは1stの進化系で、2ndの要素を入れた
テストサンプルを作ろうと思います。
ただのトートなのに
作り慣れてないからかなり頭使います。
日本製パーツで作れば軽いし、パーツ代が安価です。
性能も良いし文句はありません。
でもそれはうちじゃなくて良い。
うちは重いアメリカ製パーツを使い、
その重厚さと、醸し出す空気、雰囲気を楽しむ。
そこのマイナスをプラスに変換できるような
構造、構成にこだわってやりたいんです。
そもそもパーツ代が下手すれば10倍しますので
販売価格を安価にするのは不可能です。
カバンも好きでそれなりに買ってきましたが
今思うカバンの正解は軽さです。
死ぬまで使えますってカバンより、
そういえば10年使ってるカバンの方が
カバンとしてのレベルは高いと思います。
なのでそうなりそうな軽くて使っちゃうカバンを作りたい。
サンプル製作の精度を上げて、
思わず買ってしまうようなカバンが作れればと思います。
さて、もう9月です。
そろそろ無視させてもらってる
ミリタリーの加工もしないと…
今日は3rdサンプル仕上げて帰ります。