ポートランド奮闘記を友人の
「奇才」にも紹介してもらいました。
これは半端なもん書けないので気合い入れて書こうと思います。
と言う事で奮闘記2で向かったのはここ。
アメリカが世界に誇るブーツメーカー
「WESCO」
かれこれ10年はお世話になっている
憧れのブーツメーカーの本社に行ってきました!
きれいな建物で清潔感もあり
予想とは全く違う外観にびっくりです。
ここがショールーム&ファクトリー。
中に入っても誰もいません…
そわそわしてたら100キロくらいでスキンヘッドで
両手にビタビタのゴム手袋してる人が出てきてビビる。
カメラで見たのか従業員さんが出てきたと思ったら
普通にお客さんも来る。
オーダー品を受け取る人やその場でオーダーする人も。
その人の変わった足見て思いましたが
アメリカ製の靴が日本人に合わない理由は明確でした。
私は日本人的な甲高ではなくギリシャ型?
細長くて甲も低いんですがその人の足は四角い角材のようでした。
この方はナイキ履けませんね…
普通にブーツも売ってる。
でも、全部でかい…。
メンズは入り口が10インチくらいみたいで
レディースは7.5インチでした。
履けるサイズなんて無いじゃんと思ったら
ネイビーのジョンヘンリー見つけて履いてみると
自分で履けるか微妙なデカさ。
しかも右と左で見た目が違う…
サイズ表記が無いがインソールの裏に手書きで9。
絶対に10だと思うからもちろん買えず。
カスタムサンプルも飾ってあって日本では見た事の無い
斬新なブーツも。
斬新すぎて理解できない。
右の3足はレディースなのにあきらかに8インチはある。
やはりアメリカはデカい。
飾りのミシンがかっこいい。
昔はこれを使ってたようです。
店で使わなくても欲しいなあ。
昔の作業台もディスプレイされてる。
完全にやられました。
かっこよすぎでしょ。
使い込まれてる道具は美しい。
手入れされてて命を感じる。
50年代のウエスコ。
汚いブーツは絶対に履かないけどオーラがハンパない。
店にこう言うの飾りたい。
もちろんこれもデカい。
ファクトリーはお休み…。
運が良ければ工場見学させてくれるらしい。
月〜木の稼動で行ったのは金曜日…
作品と作業場とショールームを見れた事と
ここまでの道のりの美しさに感無量です。
もちろんお店の商品も買い付けてきました。
WESCO CUSTOM BOSS 9.5インチ
8インチのショートシャフトでビブラムの700番。
バイクにも街履きにも最高の仕様です。
数年前の革質は残念でしたがこれは素晴らしい。
お帰りなさい、好きだった頃のウエスコ。
つま先はバブル。
オーダーじゃないとほとんど見かけないデザインは
当方の最も好きな形。
このブーツ、ショールームには出てなかったのですが
店員さんが奥から出してきてくれました。
11インチの普通のボス、ストラップ無しのボスと
このブーツの3足ありましたがこれが一番でしたので
迷う事もなくこのブーツをチョイス。
これはセカンドファクトリーと言って簡単に言うとB品。
販売できるレベルのB品で何がB品か
分からないレベルがほとんどです。
このブーツはソールのステッチずれ。
こちらが普通のステッチで
ここのステッチが1針分少ズレてる。
当方が6年前に日本でオーダーした15万円のボスの方が
よっぽどステッチ汚かった…
数年前の日本でのウエスコブームも落ち着いて
今は製品が非常に安定してると実感しました。
あの頃が異常で量産となり質がかなり落ちてましたんで
もう、いらないと思っていましたが
今の現場を見てやはり世界一のブーツメーカーを
体感できて良かったです。
B品と言うにはもったいないブーツですが
国内購入価格の30%引きで販売します!!
こう言う素晴らしいギアを感じてもらえれば幸いです。
奮闘記4へ つづく。
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