直し屋のポートランド奮闘記4

アメリカのファクトリーはほとんどが早朝スタートで

夕方には店じまい。


服屋とかも18か19時にはほぼ閉まります。

日の入りが遅いので20時でも明るのに

店はほとんどやってないと言う現実。


アメリカ滞在も残りわずか、悔いを残さない為に

お次ぎはこちらへ向かいます。

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アメリカが世界に誇るライダースブランド。

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初めて買ったコロンビアは23歳くらいだったかな。

極厚のレザーゆえの重さ、ギシギシ感で

バイクに乗る時にも着てましたが無理とあきらめて

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それからは一度も袖を通す事のなかった

憧れだけのブランド。

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さすがです。

アメリカにはバイク専用の駐車スペースが路上にある。

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「ラングリッツ レザー」

日本では無骨な男の代表ライダースなので

強面の人たちだけのお店だと思って入ってみると…

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やはりすごい無骨なライダースがこれでもかと陳列されている。

気を使って陳列と書いたが店の中はぐちゃぐちゃ…


アメリカ行って思ったのはどの店も基本的に荒れてるまま。

土曜の19時頃のベルベルみたいな感じかな。

日本だと急いで整頓するのですがそのままです。


大石と一緒に1時間はたたみの商品をキレイに陳列し直したのは

もう何年前だったかな…  懐かしい思い出です。

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店からバイクが吊るされてる。

これがかっこいいって事よりも

建物が壊れないかの心配。


この排気量なら乾燥重量でも200キロ近くあるはず。

建築家の意見が聞きたい。

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正面のおじさんが話しかけてくる。

とりあえず何か飲むか?

何ていい人なんだろう。


水飲んで店に入ったのにキンキンに冷えた水をもらう。

ありがとう。


ここで思い出す。

狭くて寝れない行きの飛行機。

なぜかCAの男性がすごく気にかけてくれて

良くしてくれた。


買って行った水を2本、座席前のカゴに入れてパンパンで

足の置き場が無くなる事態になっていたのに


トイレに行ったときお前は良いやつだ!


これ飲めよ!


ってもう置き場が無いのにもらったエビアン。

一生忘れない思い出。


リクライニングのおばさんも一睡もしないで

アメリカのドラマ見てたのは忘れたい思い出。

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どこからが店でどこからかファクトリーか分からない。

うちの店に近い。


と、思っていたらこっち見て行けよとおじさん。

奥のUSEDコーナーはどれもきれいな美中古と新品のカバン。


とりあえずメンズを全て見るが

国内定価30万のライダースの中古って事で

もちろんそれなりにする。

衿付きのキャスケードを本気で悩む…

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ごろっとパンヘッド。

ちなみにアメリカでチョッパー探すのは困難です。


今回の旅でラメのターコイズ色したパンチョッパーを1台、

ボロ系アイアンチョッパーを1台、

国産車のボロ系チョッパーに乗るカップルで2台の

4台しか見ませんでした。


原宿の方がチョッパー多いですね。

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レーサーのノートン。

昔、働いてたお店のとなりの人が「コマンド」に

乗ってましたが驚異的なスビードでした。

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落ちないのかな…。

ディスプレイのキャスケード斬新すぎる。

ごちゃごちゃしたディスプレイもこの店ならかっこいい。

うちは目指してないのにごちゃごちゃ…

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鬼の面とご対面。

日本の豆を投げる行事で使うあの面です。


ここまで店員さんについて書いていませんでしたが

予想とは真逆の超フレンドリーな良い人。

お店で他の来店があっても、ずっと気にしてくれていた。


ここでまさかのラングリッツ×ウエスコのブーツをゲットして

コインケースとキーフックも選んで最後に残るは

キャスケードを買うかって事。


それを90%は買おう思っていたが

気になったので聞いてみる。


「オーダーはできますか?」

この言葉には日本に送ってくれますか?

の意味も込められている。


「できますよ」

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聞いたのはこの方。

日本語がしゃべれるので全ての事を通訳してくれた。

本当に助かりました。


カラーオーダーも出来るかを聞いたら

「来いよ」って感じで裏のストックルームへ。

そこでカラーレザーも見せてくれて決心する。


「オーダーを作ってもらおう」


キャスケードでネイビーとブラックのツートンで

ポケット付けて… 

やりたい事は全部お願いしました。


そこで採寸は眼鏡のおじさん。

彼に任せれば大丈夫だって言う事で全てを委ねました。


採寸してオーダーシートに書き込むが1カ所だけおじさんが悩む。

私の肩幅は極狭&なで肩…

肩幅34インチだけど丈は40インチです。


基本的につるしの服が合わない私の難点を

どうやってクリアしてくれるのか?

ものすごく楽しみです。


納期はどのくらいですか?と着てみると約2ヶ月。

うちの納期よりはるかに早い…

アメリカで1番のライダースブランドよりもうちの方が

オーダー数をいただいてると言う驚愕の事実。


帰ってから私は日本で頑張ろうと思い、

帰国後は今まで以上の作業時間で対応しております。



今回の旅で最も刺激になったのがこのラングリッツ。


採寸しながらコーヒー飲むおじさんは

物作りへの姿勢はフランクさからは想像もできない

懐の深さを感じました。


私もコーヒー飲みおじさんなので親近感はんぱない。


裁断が仕事の通訳してくれた日系の方もそう。

自分の作業時間を終えても心配だから

ずっと気にかけて近くにいてくれた。

本当にありがとうございました!


最後にファクトリー内部を見て行けよって行ってくれたので

ここで裁断して、

ここで裏地を作って、

ここで1人の職人さんが最初から最後まで縫い上げる。

まさかの全てを見せてくれました。


分業の物作りがほとんどのこの時代に、

1人が縫い上げるってすごい事です。


商品の完成度、思い入れ、責任…

全ての職人さんが力を合わせて作る。

これがラングリッツなんですね。


いつもはオーダーされる側の立場で、

オーダーする側の気持ちは完全に忘れていましたが

こうやって好きな事を、好きなように仕上げてもらうって

ものすごく貴重な事で特別な事なんだと

改めて知る事ができました。


すでにジーンズ修理の作業は限界ですが

1本1本に思いを込めて修理対応させていただきます。


奮闘記5へ つづく
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