501XX 1SIDE CUSTOM SHORTS そろそろ完成

何度かカスタムジーンズのやりかけがあると書いていましたが

やりかけで止まる理由は修理が忙しすぎて余裕がないのと、

修理に使う「脳」とカスタムに使う「脳」が別なので

今、作ろうと思わないと作れないから。


オーダーいただいたカスタムジーンズはそろそろ2年待ちになります。

夏場は納品しても暑くて穿けないので作りません。

初期の頃とはカスタムジーンズを作る理由も変わっているので

カスタムジーンズを作るという事はものすごく腰が重い。


オーダーする側にも覚悟が必要ですが、

制作側にも40時間はかかるので覚悟が必要です。

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と言う事で5月から制作に入って止めていたジーンズはこれ。

ボロく見えますが気に入らない修理が入っていたので

それを外してこの状態にするのに半日以上。

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そう、ぐちゃぐちゃです。

自分で壊して直すんだからものすごい労力。

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すでにポケットは外し済み。

この段階からどうやって修理を入れて、

どんなジーンズにするかを決めていきます。

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細かい部分は考えないで大きく分けて、

どんなスタイルにするか決めました。

DSC_4692.jpg

ショーツです。

しかも傷を広げたり、増やしたりして

自分の仕事を増やします。

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この段階になると大まかにどうするかは決まっていますが

それを形にできるかと、それ以上の事が出来るか?

それがカスタムジーンズを作り出した頃の意味。

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イメージと技術力の擦り合わせ。

それが直し屋のカスタムジーンズなんです。

DSC_4695.jpg

でも今はある程度のレベルは作れる自信と経験があるので

オーダーいただいたカスタムジーンズは非常に安定しています。


2月頃に作った66はフルカスタムではないので

今年はフルカスタムを1本も作っていない。

1年近く制作していないので擦り合わせ以前の問題なので

オーダー品ではなく販売品を作り、

少し感覚を戻しておきたい。


それが販売用に制作してるフルカスタムジーンズです。

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でいきなりほぼ完成品。

この制作過程の写真がないのはウチらしいかと。

DSC_3087_2016081814133525d.jpg

集中して作り込むので写真撮ってるヒマは無い。

ここから仕上げすれば完成なんですが天候が荒れるようなので

ほぼ完成品の状態で写真を撮りました。

DSC_3060.jpg

その辺でカスタムと呼ばれてる物とは別次元です。

これを何のカテゴリーに入れるかはご自身で判断して下さい。

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ベースは501XXの片面で修理に使ったデニムも全てビンテージ。

40年代のジーンズに修理入れてデニム使うなら

60年代頃かと思ってその年代のデニムしか使っていません。

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今回は以前のようにどうやって作りこむとどうなるか?

それの確認をしました。

なので今までのどのカスタムジーンズとも作り方が違います。

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細かい部分を書いても誰も分からないので書きませんが

大きく分けて「縫込み系」と「ダメージ目立たせる系」

のどちらにも振らない真ん中くらいを狙いました。

DSC_3083.jpg

ボタンは外してベースに補強入れて打ち直し。

見た目に注目されがちですが着用物としての

細かい作り込みが作る側のこだわり。

DSC_3074_20160818141421ecb.jpg

着用物として作る作品なので目立つような太い糸に逃げない。

細かい糸の重ね方で全体を構成しています。

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ダメージ加工と呼ばれる技法の多くが太い糸で目立つように縫います。

手間もかからないしすぐにインパクトが出るので簡単。

簡単な事はつまらないからしません。

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細い糸を幾つか重ねると、色落ちがどのように出ても

重ねた糸のどちらかがの色が出る。

これはベースに40年代の501XXを使用した

成長する着用物である。

DSC_3089.jpg

今回チャレンジしたかった事はいくつかあって

小さめサイズで作るバランスとベルトループ。


小さめサイズはループも短いのと、太いベルトを付ける方も多いので

長めに作ったベルトループを付けてみたかった。

ちなみにこのループは当時と同じユニオンスペシャルのミシンで

カットした裾を素材に作ったオリジナルをベースに縫込みました。


今回はW29インチの人が穿くイメージで制作。

実寸はもう少しありますが29インチ以上の人には勧めません。

98%以上に縫込みを入れて、全体で力の分散を行う特殊な作り。


穿いたことない人には分かりませんが

当店のカスタムジーンズはジーンズの着用感ではありません。

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フロント重視のデザインの場合はバックを主張しすぎないように

バランス調整しますが今回はショーツなので強烈なバックスタイルで

フロントとのバランスを合わせる。

DSC_3095.jpg

主張しないようにサークルステッチもバックポケットに入れました。

カスタムジーンズとは今の見た目で判断されますが

私が狙っているのは数年は穿き込んで成長した姿。

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これだけ写真を見ていただくと、どれほどの縫込みが入っているか

お分かりになっていただけるかと。

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ここまでバックポケットに縫い込むと生地の伸びが出ないので

ポケットを使う事が難しくなりますが当方が生み出した特殊技術で

このポケットは普通に使えます。

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生意気にも40年代の501XX片面。

5万円以下ではボロでも買えなくなってきてますね。

DSC_3105.jpg

いつもと違う作り方で苦労しましたが

この作り方をするとどの段階で色が立ってくるか分かりました。

DSC_3107.jpg

そこにどの色を重ねてあげるか。

普通の感覚では辿り着かない境地ではないでしょうか。

DSC_3110.jpg

このショーツにもギミックと言うか遊び心を入れました。

リーバイスなのにリー型のコインポケット。

袋布が変な修理で入れ替えられていて、そこの調整も兼ねて

少し変わった手法を施しました。

DSC_3116.jpg

加工前にタグを付ける時と終えてから付ける時がありますが

加工を終えてから真っさらなタグを付けました。

納品前にもう一回は洗うと思うので納品時は馴染んでると思います。


今回のショーツは30時間で終わる予定が40時間以上かかりました。

ショーツなのにロングと同じ手間と時間がかかってますし、

ベースが501XXの片面なので完全な赤字…


と言ってもまだこのジーンズは完成していません。

完成してからの販売なので販売のタイミングは未定ですが

近日中だと思います。


31インチはありますが31インチの当方が穿いても動けません。

狙ってるサイズ感、雰囲気を考えると29インチ前後のやせ形向け。


いきなり出しても考える時間が無いと思うので

今回は販売前にほぼ完成品を公開しました。


販売方法、価格は決めていませんが

ゲリラ的にショッピングページに掲載しようかと思っていますが

販売前にでも店頭で穿ける方が欲しいと言ってくれれば販売しちゃうかも。

そう、まだ完成もしてないので全く決めていません。


当店で制作するカスタムジーンズは世界一だと思って作っています。

このショーツに酔いしれた方、ご自身で着用して溺れてください。



2016..18 カスタムジーンズ comment0 trackback0

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