アウターを作る 5

メインジッパーはWALDESを使う事が多かったんですが

今回はスペシャルなアウターなのでさらに上のレベルを使う事にしました。

WALDES使ってるだけでかなりこだわってると言われた時代もありますが、

高級感と言うよりも1つ上のステージって考えると別のチョイスがある。


みんなが好きなジッパーと言えばタロンでしょう。

年代で様々な形、大きさがあり、種類があり、ビンテージ好きの中でも

タロンの何とかジッパーが好きって方も多いでしょう。

IMG_0094.jpg

私のチョイスはこれになりました。

黒のタロン刻印入り。

特注品で作ってもらったのでこんなの付いてる服はほぼ無いでしょう。

IMG_0095.jpg

でも一番のこだわりはこの表の表情ではなく、

この裏側にあります。


日本製だと裏に「JPN」と入ります。

そこを無刻印にした事が一番のポイント。


M-65等に10号ジッパーが付いてると

アメリカ物だと「USA」と入るか、「無刻印」の2択ですよね。

ここにこだわってジッパーをチョイスするブランドさんはたぶんゼロです。

IMG_0092.jpg

こっちも作りました。

表が無刻印のグリッパーとかスコービルの感じ。


確か軍用モデルのジッパーは無刻印で作ってたような…

覚えてないので昔のアノラックさんブログを読み返してください。

IMG_0093.jpg

こっちのこだわりは裏が「USA刻印」な事。

表が「無刻印」で裏が「USA刻印」の軍用仕様。

何がすごいって、無刻印なのにタロン製です。

全く意味がありません。


このこだわりこそが直し屋なんです。

うちの規模でタロンに特注ジッパーを2種類も作ってもらいました。

しかもこの完成品にたどり着くまでに別のボツもあるので

こんな1パーツにいくらかけたんだか…


その特注ジッパーに付けるジッパープルはコットン織りテープ。

こっちも2種類を用意して加工に入ります。

この辺の資材もパーツ屋さんに用意してもらわず、

基本的に自分で手配しております。

なので誰かに頼んでもうちが使うパーツは集める事が出来ません。

IMG_0441.jpg

で、そのテープを加工してジッパープルを作りました。

これも全て自分でやってます。

IMG_0442.jpg

この構造のプルは存在しません。

自分で手袋を付けたままでも

開閉がしやすいように作り出した形。


バイク乗りの事をもちろん考えていますが、

冬は手袋して電車、自転車で移動の方にも使いやすいです。

IMG_0443.jpg

仮止めしてから、カンヌキを打つ。

物を見れば何て事ないんですが、

無い物を作るって見た目以上に地味な作業の集合体。


このジッパーにプルを付ければメインジッパーは完成。

が、

縫製工場の方の事を考えると仕上げたジッパーは縫う時に邪魔である。


なのでジッパープルは付けないでジッパーだけを納品し、

完成品の納品タイミングで検品しながら最後にプルを付けて完成にします。


自分が縫い手なので、縫い手の作業効率を考えてパーツを渡す。

ここでは書かないような縫製の指示もたくさんあり、

工場の方は面倒な事をたくさんしてくれてる。

少しでも作業を進めやすくしてもらえればって思いです。


胸のジッパーとメインでこの記事量。

リブはいつものだから説明なしで次はアジャスターかな。


2019..15 NAOSHIYA CUSTOM FACTORY comment0 trackback0

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