火曜日に投入したデニムシャツJKT。
製作日記を書く余裕なく金曜日となりました。
今日から製作日記スタートします。
今回のデニムシャツJKTは
シャンブレーシャツJKTをたたき台にしました。
自分で作ったシャンブレーを着て、
デニムならこうしようと思って動いたので
最初のサンプルまではスムーズでした。
まずはシャンブレーと同じ形でデニムにしてみます。
使うのはWW2のアーミープルオーバーに使われるタイプのデニム。
うちでいうと2年前に発売したデニムのカーゴショーツのデニムです。
あれは10オンスで作りましたが、
フラップ等の重なる部分のみは8オンスですので
そのデニムでまずは形にしてみます。

ステッチはグレーで沈ませて、
ボタンはブルー系で少し目立たせる。
そんな感じで作ってみました。
これはこれで良い。
やりすぎてなくて、うちっぽいなあ。

普通に良いんですよ。
だから悩まされる。
最初のサンプルが悪くないと、
修正箇所が見えにくいので次のサンプルを作りにくい。
もちろん普通には販売できるレベルなので
修正しないって選択もある。
これを少し着てみると何かが見えてくると思い、
少し着てみました。
その修正が今の写真でチャコが入ってますので
お分りいただけると覆いますが、ここが修正されたって事です。

左胸にはカード類を入れる。
最近はキャッシュレス化が進んでるので
カード入れが財布の方もいるでしょう。
そんな方はここを財布にしてください。

この大きなポケット。
袋が有料化された事でコンビニ行くと手持ちで帰る人もいる。
ここに弁当系以外は入れれます。
ここに財布入れれば手ぶらで外出できます。

この袖先の構成はお気に入り。
シャンブレーシャツJKTの完成度が高すぎて
シャツをこれ以外に作るって思えなかったので
基本的にはそれの進化版を製作するプロジェクトです。

右胸にはスマホです。
大きめのスマホでも入るので各ポケットに意味がある。
自然とそこに入れちゃうが理想の構成です。

衿の小ささもポイント。
デニムシャツって古着で見るやつのほとんどがでかくて嫌い。
特に細40年代の長くてペロっとしてるのが嫌いです。
なので私は小さめのキリッとしてる衿を作ります。
チンストも付けるから余計にバランスにこだわる。
衿裏にはベトナムタイガーの飾りステッチ。
いつも引き算で物作りをしてますが、
これは味付け系の作りです。

すごく気に入ってる背中の構成。
ハギがなくて美しい。
それとラグランのバランスですね。
こちらもハギがありません。
使う記事は無駄が出ます。
時代的にはハギが好まれるようですが
あんなみっともない物作りは出来ません。
物作りって自分の名詞だから
きちんとした物作りをする。

最初の方で触れてましたがここなんです。
このラグランを衿に流し込む方法に違和感を感じた。
ほとんどのラグランがこんな感じなので違和感はないんです。
そこがミソです。
当たり前を疑わない事が物作りを前に進めない。
洗って、干すとこの付け根に縦線が入る。
これが時間をかけてすれる。
すれる→こすれる→はげる→穴になる。
ラグランはこうなってる個体がすごく多い。
先人もけっきょくクリアせずに後ろ倒したこの作り方。
これを何とかしたい。
ここだけに1年以上かけて販売になるなんて
昨年は思っていなかった。

さて、どうしよう。
次のサンプルは1stを着て思った事を形にしてみます。
つづく
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